愛嬌が良いと少し得をする

本日21:00~

☆レイ☆

愛嬌が良いと少し得をする

私は小さい頃は人見知りで内弁慶だった。
人に会うと、よく母のスカートの裾をちょこんと掴んで隠れていたものだ。
そんな私も大学を卒業し、営業職についてからは人見知りをしなくなった。
新卒の時に、厳しく人とすぐ対話する方法を叩きこまれたからだ。
『カワイイは作れる』という化粧品会社のキャッチフレーズのように、愛嬌も作れるのだ。
だが、笑い方も統一する徹底ぶりは、新卒ごろしだった。
長い長い営業トークを覚える所から新卒同士の激しい競争が始まった。
なかなかに厳しい教育により、皆、すぐやめていった。
そこに残った精鋭が私含めて数人のみ。
最初に沢山入れるのは皆、辞めていくため。
新卒の頃入る広い女子寮は、最後は私1人になった。
そんなこんなで色々乗り越え、ずいぶんたくましく育ったものだ。
当時はひっしにやっていて辛い事ばかりだったが、今では過去の苦労や厳しさにより得たものに感謝する時が多々あるのだ。


話は変わって先日、ジムのレッスンが終わった時にたまに少し話す程度の人と、顔は見たことあるけれども一度も話した事のない人が、なにやらお土産について立ち話していた。
知る人ぞ知るお菓子、個数制限の店舗が多い、わざわざ北海道旅行から青森経由しさらには個数制限のない買えるお店に行った・・・等々気になるフレーズが聞こえてくる。
私は、どんなものなのか一目見ようと笑顔でヒョコッと顔を出した。
相手は笑顔でどんなものか説明してくれて、よかったらどうぞと、一袋渡してくれた。
私は何も返せないが、とびきりの笑顔で感謝を伝えた。

何かに興味を持つ、人に興味を持つ、アンテナを立てる、そういったことが思いがけずちょこっといつもの世界を広げてくれたりする。

そして、ちょこっと世界を広げるのに、この訓練で磨かれた愛嬌も役立ってくれるのだ。


苦労は買ってでもしろということわざは、間違いではないなと思った。


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