静けさの中に、物語が灯る場所。
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橙橙🍊🍊
先日、吉祥寺にあるカフェ「Cafe Lumière(カフェ ルミエール)」を訪れました。
本のページをそっと閉じて、物語の続きを感じたくなるような空間でした。
扉の向こうは、静かな時間のはじまり
吉祥寺駅の南口から、賑やかな通りを抜けてすぐ。少し年季の入ったビルの4階、まるで秘密の図書室のように静かに佇んでいます。
中へ足を踏み入れると、木の香りとジャズの音色が出迎えてくれました。
壁には絵本作家HINAHOさんの優しいイラストが飾られていて、目の前の時間がゆっくりと解けていくような感覚に。
「燃えるかき氷」は、静かに心を揺らす演出
この日いただいたのは、お店の名物「焼き氷」。天然氷をふんわり削ってメレンゲで包み、仕上げにリキュールをまとわせて、目の前でバーナーで炙ってくれます。
青白い炎が揺れる一瞬は、まるで短編映画のワンシーンのよう。甘さの奥に、少し大人の余韻を感じさせる味でした。
本と珈琲が似合う空間
飲み物はネルドリップの深煎りコーヒーを。
一杯ずつ丁寧に淹れてくださるその手元を、つい目で追ってしまいます。香りとともに、感情の輪郭まで澄んでいくような一杯でした。
窓際のソファ席では、本を開く音とカップを置く音だけが静かに響いていて。時間が止まるとは、こういうことなのかもしれません。
誰かと行くのもいいけれど…
もちろん誰かとシェアしても素敵だけれど、この場所はむしろ“自分の世界”を持っている人にこそ、そっと寄り添ってくれる気がします。
本や珈琲、静かな音楽が好きな方なら、きっと心をほどいてくれるはず。
知的なやすらぎを求めて、またふらりと訪れたい場所でした。
次回は季節の焼き氷と一緒に、読みかけのエッセイでも持って行こうかな
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