重めの話題ですみません。

ブログをご覧下さいましてありがとうございます。本日は7回目の投稿をさせていただきたく存じます今度はひと月近く間隔が空いてしまい申し訳ありません(^^;今回がいきなりで恐縮ですがちょっとしたクイズから入らせていただければと思います。写真に映る白く丸い蓋の上に乗っている緑・ピンク・黄緑の三色の粒は何だと思われますか？ヒントはある天然石です。しかも三粒バラバラの色ですが同じ種類の石です。健康器具などが好きな方にはお馴染みの存在かもしれません。正解は…トルマリンです。和名は電気石で一時期はいわゆるマイナスイオンを発生させるとしてネックレスなどが健康器具の一つとしてよく見かけた印象が強いなと感じます。写真のトルマリンの産地はアフガニスタン・イスラム共和国の東部クナル州です。そうです、タイトルで触れた今回の『重めのテーマ』とはこのアフガニスタンの事についてです。勉強不足で拙い内容かもしれませんが何卒、しばしの間お付き合いいただければ幸いです。すでにご承知の通りアフガニスタンは8/15にアメリカ軍撤退に伴うモハンマド・アシュラフ・ガーニ大統領率いる政権崩壊によってイスラム過激派組織タリバンが首都カブールを陥落させた事によって混乱が生じ現地にいるアメリカや日本の邦人の待避がタリバン側が示す8/31までに完了出来なかった事、各国邦人を退避させる為の救援機が離着陸するカブール国際空港近くで自爆テロが発生しアメリカ軍の方13人、アフガニスタンの方が60人以上という犠牲が出るまでの事態に発展してしまいました。また、先程の退避の件で触れていたアメリカ人や日本人といった各国邦人だけでなく各国に協力していた現地アフガニスタンの協力者の方々の身の安全もが今後は保障出来そうにないとの事です。何故なら、復権したタリバン側にとっては裏切り者である事に加え協力者になる事で暮らし向きが良くなるとタリバンでないアフガニスタンの方からも嫉妬されてしまうという理由があるそうです。アフガニスタンはパキスタン、イラン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンさらに中国（現在、新疆ウイグル自治区と呼ばれているエリア。本来は東トルキスタン共和国。）に囲まれる内陸国である事から地政学上（地理的環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的影響を研究する学問）様々な勢力に支配されてきた歴史があり、多民族国家（人口40%を占める多数派がパシュトゥーン人、その他がタジク人、ハザラ人、ウズベク人）でありまた同じ民族間でも複数の部族というグループが別れている事から外的にも内的も争いが絶えず不安定な土地柄である事を恥ずかしながら私は最近になって知りました。アフガニスタンは冒頭に触れたトルマリンだけでなく、天然石が好きな方にとってはまた、お馴染みの石の一つである和名が瑠璃と呼ばれるラピスラズリの産地でもあるそうです。長くなりましたが最後にお花畑のような思考回路かもしれませんがこれらの美しい石が採れるアフガニスタンの地がこれ以上の戦禍によって蹂躙されないことを心から願います。