ドアを削る人
オフライン
きらな♪
私は築100年を超える見た目だけはとても美しいアパートに住んでいます。
しかし一歩中に入るとそこは100年の歴史が止まったまま。
すべてが古く、階段は真ん中だけがわかりやすくすり減っています。
小さな修理が常に必要な我が家ですが
最近は入口のドアと床が擦れてしまい、開け閉めをするごとに派手な音が鳴ります。
住民の誰かが大家さんに言ったのでしょう、
先日、大家さんがこのドアを修理しにきました。
しかしうちのポンコツ大家さん、開いた口がふさがらないとはこのことか
と、いうような方法で修理をした。
☆☆☆
ここで三択クイズです。
ドアと床が擦れてしまった場合、あなたはどのように修理しますか?
1.床を削る
2.ドアの下側を削る
3.蝶番に何かを詰めてドアの高さを上げる。
☆☆
ドアの修理に一切詳しくない私でも今はグーグル様があります。
ググるとドイツ語でも3番のやり方がおすすめされています。
しかし、大家さんが選択したものは
なんと2番!
大きな電動ノコギリを持ってきて、ドアの下を削り始めたのです
しかも、ドアも外さず!
しゃがんで電動ノコギリをドアの下へもっていき
ギュイーーーーーンとそのまま削りだした
その奇妙な音にみんな家から出てきてあんぐりです。
いや危ないし信じられないし大丈夫!?
大家さんの他にもう一人一緒にきてたのに
その人も他の方法思いつかなかったの!?
さらに
ドアを外してもいないので綺麗に削れるはずもなく
適当に削った結果、ドアが閉まらなくなってしまった。
そして
そのまま大家さんはなんと帰ってしまう。
そろそろ雪が舞ってるこの季節に入口のドアが閉まらない。
しかも住民のトイレは部屋の外にあるため
ドアが閉まらなければとっても空気が冷たくなる。
さらにセキュリティーは!?
半年前に地下室に強盗が入ったばっかやん!?
もう、もう、なんというか、
なにもいえない状態でございます
ドアの下削る人とかおるん!?って感じです。
人生で初めてドアの下を削る人見ました。
いや、もう床を削らなかっただけでもナイスチョイスなのか?
証拠写真。
本当に本当にドアの下を削ってしまったために閉まらなくなった状態。
P. S.
誰かが教えてあげればよかったんちゃう?と思ったかもしれませんが
ドイツでそれはご法度。意見を求められない限り人の判断に口を出さないのが個人の尊重なのです。
みんな喉から手が出るほどつっこみたかったに違いない。だって全員可哀そうなドアの写真撮ってたもの
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