今日はジャンヌ・ダルクが聖人になった日

らしいですよ！
ちなみにジャンヌ・ダルクは15世紀フランスで百年戦争末期を戦った人物ですが、列聖がいつだったかご存知でしょうか？

答えは1920年。
ものすごいタイムラグですよね。




そもそもジャンヌ・ダルクは異端として処刑され、その名誉回復自体は死後20年くらいで行われています。
しかし、本格的にジャンヌを推したのは実はフランス革命後、皇帝となったナポレオン。
どうやら彼は、ジャンヌの生まれ変わりだと言った、という説もあるとか。
私も昔本で読んだ記憶なのであいまいですが。マジか。生意気だぞナポレオン。
確かに身長は同じくらいだったらしいですが。


どうやらジャンヌ・ダルクの評価や名誉回復、列聖については、かなりフランスやカトリックの政治史と絡んでくるようです。フランス内での評価も、革命の時には王権の擁護者としてがくっと下がったりしていますし。
まずジャンヌが捕虜になった上、敵将ではなく異端として処刑されたのも、当時のイギリスとフランスの関係性とか、百年戦争の中での両国家、というかむしろ両王家の正当性とかいろいろ絡んでいるわけで。


まず当時のヨーロッパでは、ジャンヌが女性であること、平民であること、それなのに軍人であることはあまりにも特異です。支配層の女性でも戦争するときは、身内の男性を代理で戦場に行かせる方が多かったはずです。
イタリアとかだとたまに女傑の話が残ってますけど……。


まぁ特異であるということはまさしく、政治的利用価値もあれば、それに応じてその名前、存在自体に政治的な意味合いも込められてくるということでしょうか。




全然関係ないけど画像検索したらほぼFateのジャンヌで埋め尽くされておりました。
わかるけどさぁ！！
史実をモチーフとしたサブカルチャーとしては一番有名なジャンヌなのかなーと思います。


あとなんかジャンヌとフランス救いながら筋トレするアプリがあったんですけど、全然続かなくてジャンヌには本当に申し訳ないとおもっています。
気が向いたときしか筋トレできない人で申し訳ない……。


それでは、なんか本日の歴史ネタでした！