あの頃の鍵付き日記からの贈り物

私はお風呂上がりにボディークリームを塗るのが日課だ。
いつも使っているボディクリームがなくなりそうだったので注文しようとすると、どうやらリニューアルしたようだ。
今までにない香りが出ていたので、さっそくポチリ。
どんな香りか楽しみにして使うと、なんだか記憶にある香り。
記憶を辿っていくと、すぐに答えに辿り着いた。
そうだ、これは小　学校の時に小さな雑貨屋さんで買った鍵付き日記の香りだ。
鍵付き日記を開くと香りが広がるのだ。
それを嗅ぎたいために、鍵を開け、パラっと日記を開き香りを楽しみ、また鍵をしめた。
友達側の通学路にある質素で小さな雑貨屋、あの頃の友達、あの頃の空気、あの頃の出来事、それらが香りとともに一瞬で私の脳を駆け巡った。

記憶は脳内の海馬がつかさどっている。
人間の五感の中で唯一、嗅覚だけが海馬に直接刺激を与えることができる。
嗅覚からの刺激は脳で処理されるのが早く、香りを嗅いだ瞬間に記憶や感情を整理できる。
これをプルースト効果という。
香りは、AIにも侵すことのできない不可侵領域なのだ。


さてこの日記、長い期間机の中に大切にしまい込まれ、後に中　学になって発掘され、中二病の黒歴史のノートとなったことはまた別の話・・・・


※サムネ変えましたー。
また変えるかもですけど、見失わないでね。


今夜は21:00からINする予定です♫