高級コーヒーと猫のおしり
オフライン
サーヤ
少し前に、海外旅行に行ってきた知人から
猫のおしりから生成される高級コーヒーを淹れてもらった。
いわゆる「コピルアック」だ。
聖書みたいな分厚さの、高級そうな箱の中に、焙煎前の白い豆(おしゃれな小瓶に入っていたので観賞用?)と、焙煎された豆のパックが入っていた。
淹れられたコーヒーを見ると、普通のそれよりかなり薄い色をしていて、一見すると濃いダージリンティーより薄い気がした。
(高いコーヒーって、薄い色が多いような気がする。気のせい?)
味はというと、全体的に苦みがなく、香りが良かったのを覚えている。
香りに関しては、どっちかと言うと、フルーティとか、爽やかな感じだったように思う。
そこに、焙煎した豆の香りがくっついてるみたいな・・・・
その日、知人もそれを飲んだのが初めてだったらしく、コーヒーを飲んだあと、私と二人で顔を見合わせて
「・・・・一生で一回は体験しておくのがいいかも・・・ね」と言った。
(普通のコーヒーと違って、毎日飲みたい味ではなかった。少し変わったお茶みたいな感じ。)
毎日フォアグラを食べる必要がないように、ジャコウネコのコーヒーもまた同じようなものだと感じた。
彼女の冷凍庫には、あれから手を付けていないコーヒーが寝かされている。
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