キスをする

至近距離でお互いの瞳を覗き合っていた刹那
自然と視線が外れ
どちらからともなく、そっと目をつむる
唇が触れるまでの時間、その数秒の時間が好き
触れる唇、柔らかくて、熱い
間近に感じる息遣いで貴方も私と同じように高ぶっているのが伝わってくる
それが嬉しくて、恥ずかしくて、、、
意識しすぎて余計に荒くなる息
唇が離れた束の間、かろうじて継いだ呼吸
かすかに開いた目に貴方の顔が、表情が、映る
もう一度、目を閉じる
もう一度、もう一度、
優しくゆっくりとはじまったはずのキス
ついつい夢中になって
目を閉じて感じられるのは、
ほおに添えられた貴方の指の温度と
お互いの熱い息遣い、
そして貴方の柔らかい唇の感触、
それだけ
幸せな感触に支配された脳は、
それを味わう以外の一切の思考を停止する


人間は情報の90%を視覚から得ているらしい
次いで、聴覚、嗅覚、触覚、味覚？
目をつむると失われた情報の隙間を埋めるように、
一気に他の感覚が研ぎ澄まされる
意識的に研ぎ澄ます
触覚にフォーカスしたいとき、私は特にそうしている
だから行為のとき、私は目を閉じてしまいがちになる


チャット越しにお話をするときは逆で
貴方に触れられない分、
貴方の文章に、声に、じっと集中する
五感の何かを制限されているとき、
他の部分がより繊細になる気がする

貴方の話を聞かせてほしい
私の視覚と聴覚の全部を向けて、ちゃんと聴くので




今日はキスについて
読んでいただきありがとうございますm(_ _)m
もし気に入っていただけたのなら、いいねしてくれたら嬉しいです(*^^*)
そしてもしよかったら、プロフィール見にきてくれると喜びます

(ブログの写真はフリー素材です)