【かの地の王宮に寄せて】

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【かの地の王宮に寄せて】


―多様性の中の統一。


私が憧れてやまないあの国に、そのような言葉がある。


静かに雨降る初夏の夜に、王宮で踊られている神聖な踊りを踊りそんなことを頭に思い浮かべた。
世界は大きく変わる今、多様性とは何なのか。
そして統一の中に見いだされる意味とは。


誰にも答えは分からない。ただ考えていくだけ。


今、王宮にはどんな音楽が響いているだろうか。
南の海の女王は、この世界をどのように見つめているだろうか。
(※5/21追記:現在COVID-19の影響により王宮は封鎖されている。当然ながら音楽や舞踊が上演されていることはない。だが、そこには音楽は存在しているはずだ。永遠に。)

またその地にいける時が来るまで、私は踊り続けていようと思う。
祈りをこめて。


@写真は昨年王宮にてお迎えしたカイン(布地)。すべて天然の顔料で彩色されている。
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このような時節柄、どうか少しでも心穏やかに過ごせますように。
そして最前線の方はもちろんのこと、すべての人々に感謝申し上げます。

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