一時の快楽を感じること。
オフライン
Namu
苦しみながら癌で亡くなった祖父は、ヘビースモーカーだった。
初めて煙草を吸ったとき体内の感覚が正常であれば脳内に送られたニコチンを、
脳内に入れて良い物質では無いと判断し、弾き出すためにクラッとした気持ち悪さを感じるらしい。
しかし、気持ち悪さを感じているのにも関わらず繰り返し煙草を吸う経験を積んでしまうと
次第に脳が『これって必要な成分かも』と勘違いし、拒否せずに間違って取り込むようになる。
そしてニコチンの入る部分が出来上がる。
今度はニコチンが入らないと正常に働いてくれなくなり、ニコチンを摂取し続ける悪循環に陥る。
普段が正常ではなくなり、ニコチンを取り込むことでようやく正常な状態を保つ。これが依存を生み出す理由だ。
しかし、依存する理由はそれだけでは無く、生活習慣の一つに取り込まれるから、というのもある。
人によって、毎日欠かさずやる日課のようなものがあると思う。
何となく、それから始めないとやる気が出ない。これの後に、これをやらないともやもやする。
それと同様に、食後に吸わないと落ち着かない。寝起きに一服しないと動き出せない…と徐々に生活の一部になっていく。
*マイナスを±ゼロに戻すだけなのに快感を感じる恐怖の仕組み
痒いはマイナス。でも痒い所を掻くと気持ち良い。これと似ている。
おいしいものを食べた時など出るドーパミンを、無理やり捻りだす。
快楽や興奮を司る脳内物質ドーパミン、不快感や不安を司る脳内物質ノルアドレナリン、これらを操るセロトニン。
脳内物質が過剰に放出されて、受容体がどんどんおかしくなっていく。
構造が変わり果ててしまったら、やめられない習慣として根強く残り続けることになる。
しばしの快楽を得ることと引き換えに、大きなものを代償として失っている。
何事もトレードオフだ。
何の犠牲もなしに、快楽を手に入れることはできない。
今、安易な快楽を手に入れている人は、
長期的に見たら、人生における何か重大なものを失っていることに気づいた方がいい。
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