自分のために残す1日の記録

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Namu

自分のために残す1日の記録

その日一日何も予定がない日だった。
朝起きるとプロフィール写真撮影をさせていただいた個人事業主さまから
カメラマン提携の件についての詳細が来ていたので
その件についてのやり取りをしようかなと考えながらも
何気なくSNSで当日撮影モデル募集の告知をしてみた。
誰からも問い合わせが来なかったら
ファミレスに行ってホウレンソウのソテーだけ頼んで
PCと本と、必要なものだけが存在する空間で
存分に文章を打ち込む作業でもしようと思ったんだ。



ところがなんともいい加減な文章で緩く募集をかけたものに対して
10分もしないうちに1名からの問い合わせがあったのだ。
最近休日といえば、本のアウトプット⇔インプットを繰り返したり
近くのスーパーにふらりと立ち寄りアボカドを買ったりと
個人としての出張撮影活動はめっきり行っていなかった。
だからせっかくの機会、相手を信じて活かしてみることにした。


家を出ると、最近の日課になっている駅前のツバメの巣観察。
4羽がむくむく成長している。

下から見上げるアングルで見るツバメのヒナはたまらなく可愛い。
15年間から同じ場所に戻って来ているようだ。
今年は4羽全て巣立ちそうだ。それまで気が気じゃない。とおじさんが言っていた。
毎年決まって『大安』の日に巣立つらしい。本当かな。



電車に乗って待ち合わせ場所まで行き依頼主と合流。
最初に連絡をくれた青い車の持ち主とともに知多半島の海に行く。


2時間程度撮影。
休日はよくサンオイルを塗って焼きに来るんだ、と言っていた。



乗換駅まで送っていただき解散すると、
そこから自宅に向けて電車に乗ろうとするも
メールを確認すると別の人からモデル募集の件について連絡が来ていた。
今度は最近フリーモデルとして活動を始めた女性からだった。



直感に従い連絡をくれた女性をそのあとすぐ撮影させてもらうことにした。
連絡に気づいた地点から電車で10分程度で次の撮影地へ。
1時間程度待ち合わせの時間より早く着いたので
撮影地の公園内をうろうろする。


そうしたらベンチにおばさまとおじいちゃんがいて
10年続く手乗り雀の儀をやっている最中だった。
毎週金曜日の13:30に同じ場所に来ればまた会える。
そう伝えられた。

人には大々的に教えてはならない、秘密のイベントだ。
なんとも豊かな時間の流れに浸り幸福感を感じながら、
2人目の依頼主と合流し撮影をした。



ちょうど夕暮れ時だったので、木々が綺麗に輝いてすごく良い写真が撮れた。
もう十分良い画が取れただろうという間合いで撮影を終えて、
女性のモデルさんを地下鉄の駅の改札まで見送った。
姿が見えなくなり、引き返して別の路線の駅に戻ろうとしたとき、
なかなか会う時間のない、少し会いたいと思っていた相手に出くわした。
奇跡のようなタイミング。
少しでも撮影を長引かせていたら、この出会いはなかったのだから。



出来事は連鎖しているなと強く思った瞬間だった。


ここ数か月の中で、特に幸福感を感じた一日として印象に残る日になった。
最近は身近なところで幸せを見つけるのがずいぶん上手になった。



毎日幸運に恵まれた良き日だ。
だけれどもその中でも特段素晴らしい日だ。
だから少し覚え書きとして残してみようと思ったんだ。

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