某アメフト部問題が進展しすぎなんだよー!

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某アメフト部問題が進展しすぎなんだよー!

※トップイラストは完全にフィクションです。
※ついでにいうとペイントで10分くらいで描きました。
※絵心ってなぁにおいしいの。

「言ったよね?関学大の記者会見に対する日大の返答期限は24日、大きく事態が動くとしたらその後になるだろうって!なのに、この怒涛の展開は何?」
「あの後から日大上層部はむしろ問題を悪化させる言動を取り続け、アメフト部員や教職員などの内部からも批判の声が出ている状態。この結果は当然です」
「もういい!私、この件考えるのやめる!」

 いややめませんよ!!
 こんにちは、萩です。このコピペの元ネタが分かる人がクスッと笑ってくれたら私はそれでかまわないんだ。


 それでえーと、前回の記事が17日?
 1週間の間にほんと怒涛でしたね!!

 ぶっちゃけまさに日大側の対応が稚拙としか言えないんですよね。
 昨日のご本人の記者会見に対しても、広報部から出したコメントは「それで済むと思ってるんですか???」みたいなレベルですし……。

 それに比べてご本人の会見は、誠実さや勇気も感じましたが、まず純粋にすごくうまかったと思います。
 あの方めっちゃ頭いいよ絶対……あんな選手を潰したなんてもったいない……
 むしろアメフト以外にも才能を発揮しそうだからどこかの企業がスカウトするといいと思います。
 広報とか向いてるんじゃないかなぁ。

 というわけで私の感じたここがスゴイポイントをまとめておきたいと思います。

☆その1:一度も泣いてない
 これ地味にすごいですよ。20歳として凄まじい精神力だと思います。
 やっぱりこういう場では同情を得たいという気持ちが湧いてくることも多いですし、実際思い出しているうちにうるっとくることはやはりあると思います。泣いたから責められるというもんでもないです。
 けど、泣かなかったというのはやはり素晴らしい自制心を感じます。
 感情的にも激高することなく、事実を語っていき質問に答える姿勢は大変良かったと思います。

☆その2:謝罪・質問返答のときはしっかり報道陣に視線を向けていた
 経緯の説明をしているときはおそらく文章を読み上げていたと思いますが、最初に関係者への謝罪を述べたとき、また質問への返答のときはしっかり前を向いていましたね。
 要するに謝罪の部分はちゃんと暗記してきているということです。
 なかなかできないんだなーこれが。
 しかもほとんど言い淀んだりせず、しっかり謝っていらっしゃったのが印象的でした。
 謝罪の気持ちをしっかり出した、誠意としてもまた一種パフォーマンスとしても素晴らしいものだったと思います。

☆その3:自分の責任に帰す部分以外は明言しない
 これは特に質疑応答のときなのですが、「監督や部活、コーチへの意見」、また「監督やコーチの責任について」などについて聞かれた場合、全て「自分が語るべきことではない」なり「最終的に行ってしまった傷害行為への責任は実行した自分にある」というように話をまとめていました。
 えげつない質問があれば同席の弁護士さんが先に報道陣を制したりしていましたが、誘導尋問じみた質問にも引っかからずきっちり答えていたのは本当に凄いなと思いましたね。
「強制はあったのか」とか「壊してこいという言葉の意味について」とかも「自分では何々だと思った」という主観表現に全てを落とし込んでいるのはやはりかなり上手かったと思います。
 絶対頭いいと思うな……。


 さて、ここまで書いたところで、アメフト部監督・コーチの致命的なミスについて語ろうと思います。
 その後の対応とかではなく。いやそもそもやり口は卑劣なんですが。

 まず一番の悪手は「この選手にやらせたこと」です。
 会見から受けた印象は、責任感の強さ、またアメフトに真摯に関わっていたという思いでした。
 無論、だからこそ彼を選んで、反則行為を行わなければいけないよう精神的に追い込んだのだと思います。

 実際彼の話で伺う限り、その辺りの手口は悪い意味で上手でした。
 まず突然本人の悪いところを指摘し(しかもほぼ言い掛かりレベル)、試合からも練習からも排除する。
 そして繰り返し貶し続け、日本代表を辞退するよう強く迫るなどして精神的に追い込む。
 追い込まれたところに「相手のQBを壊せ」と具体的な指示を与える。
 与えた後も、やっぱりやらなかったは通用しない、などと脅して実行に移させる。
 これをどうやら監督・コーチ2人の3人が、役割分担して行ったようです。

 構図としては、突然クラス全員から無視されるという、小学校のいじめでよく話題になるものに近いと思います。
 あとはひたすらに人格否定を繰り返す、新興宗教やブラック企業の新人研修でよくあるやつ。

 ただ、責任感が強いから実行はしたわけですが、直後には既に「とんでもないことをしてしまった」と思ってベンチで泣いてしまうような、つまるところ彼はやはり善人だったのだと思います。
 責任感の強い善人に悪事をやらせたら、当然ですが償う方法を考えるわけで、無論それには真実を明らかにするということも含まれるでしょう。
 さらに言えば、監督は彼の退部を許さなかった、またコーチも引き止めた、と聞いています。
 実際有望な選手だったようですし失いたくないのはよくわかりますが、退部という形を受け入れていれば一種の贖罪になったわけで、もしかしたらそこで話が収まったかもしれない。

 今回の記者会見については弁護士の方も一度は止めたが、本人の強い意志があったのでかなりの根回しと準備を整えて実行へと移したようです。
 まず記者クラブの会見には基本的に弁護士の同席はできないのですが、彼が20歳だということで、若年であり学生であることを理由に押し通したとか。
 その他も質疑応答の仕切り、本人から言いにくい報道への配慮などは弁護士の方が発言することで、記者会見を円滑に進めています。てか記者会見慣れてそうだなこの人……。

 ともあれ、その意志の強さがあったからこうして直接顔出し名前出しの記者会見になったわけです。
 無論、内容によっては選手本人が叩かれたのでしょうが、むしろ本人の誠実さとアメフト部上層部の悪辣さの方が印象に残る結果となったように思います。

 だからこその人選びの失敗です。
 基本的に善人に悪事やらせちゃいけないんですよ。どこかで破綻します。
 まぁ無論、そんないい選手を抱えていながら、卑怯かつほぼ犯罪である手段に手を出したのが一番悪いのですが!


 ちなみに関学大の側は、取材対応や記者会見もすごく上手なんですよね。
 監督自身は割と口下手らしいのですが、ディレクターの方が綺麗にまとめていく印象です。
 監督も昨日の記者会見に対するコメントでは思いやりと配慮を感じました。

 だからしつこいようだが日大が下手だって言ってんだろって感じですね!

 とりあえず明日、日大のちゃんとしたお話が聞けることを願っております。

 あとついでに、日大のアメフト部、とは全く関係ないアメフトサークルに、誹謗中傷が集まっているようです。
 特に東京の大学はキャンパスが違えばそれぞれに部活なりサークルなりがあるような状況らしいですし、おそらくは部活と違ってアメフトサークルはエンジョイ勢です。
 実際交流もないって言ってましたが、おそらく本当にないです。
 完全に無関係だし責任取る筋合いもないしむしろ完全に風評被害なので、もちろんそんなことしてる人はいないと思うんですけど、どうかサークルさんのツイッター荒らさないであげてください……知り合いとかに荒らしてる人がいたら止めてあげてくれたらうれしいな……。

 ところで母校の文芸部はガチになりすぎてエンジョイ勢が離れた結果サークル分裂が起きたみたいです。
 学校祭に文芸部と別に文芸サークルが店出してたので。
 文芸部ガチ勢というパワーワードにちょっと笑ってしまった……。

 それではまた進展があったら感想いきたいと思います。
 おそらく明後日。たぶん。きっと。
 明日は全然関係なく巨乳へのサブカル的幻想をぶち壊す記事とか書きたいです(笑)

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