グランアレグリア。

昨日のマイルチャンピオンシップで、グランアレグリアが有終の美を飾りましたー

デビュー時から並外れた才能を発揮していましたが、4歳時の成長は殊に凄まじく
春に安田記念、スプリンターSを制してから秋のマイル女王にも輝き、JRAの最優秀短距離馬にも選ばれました。
個人的には2020年の安田記念でアーモンドアイを破ったレースが特に衝撃的でしたね。
5歳になってからも、2000メートルに挑戦し、引退は6才くらいかなーと思っていました。
先日ようやく、今年引退、しかも有馬記念でなくマイルCSと知ったときは早すぎる・・・とショックを受けていましたが
この馬の本来の適正距離は1200〜1600なので、今となればこのレースを最後に選んだ陣営の方々の判断は素晴らしいと思います。

この馬について語るとき、しばしば「怪物」という言葉が出ることがありますが
たしかに、ぶっつけ本番で連闘もこなしちゃうタフさはもちろんのこと直線の伸びもそうなのですが、
私の中では、美人で、レース中でもパッと目立つ「特別に華がある子」という感じでした。
なんとなく、ブエナビスタと被ります。

リスグラシュー、アーモンドアイ、グランアレグリア。コントレイルも。
最近の競馬会のトレンドは、最も脂の乗った時期に引退という印象で
競馬ファンとしては、まだまだその姿を見たかったなあという寂しさがあります。
しかし、強烈な印象を残して去っていく、散り際の美しさもまた日本人の好むところではありますね
馬名の通り、みんなの心の中の大歓声に包まれて、美しく有終の美を飾ったグランアレグリア。
藤沢＊＊＊師や関係者の皆様、素敵な馬を育て上げてくれてありがとうございました、本当におめでとうございますという気持ちです。