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はな

好きな本

おはようございます、はなです。😊🌸
大学の試験期間とレポート期間なので、論文や文献を調べに図書館を使う機会が増えて、課題疲れの息抜きになにかいい本ないかなと思って、谷川俊太郎さんの『生きる』という本を見つけて、読んでみました。谷川俊太郎さんの詩と岡本よしろうさんの絵が添えられた、絵本になっているので、本と呼べるのかわかりませんが、読んでいてとても心温まったので、ブログに載せたいなって思いました。😌
詩のひとつひとつの言葉も素敵なのですが、中でも、最後の人は愛するということ、あなたの手のぬくみ、いのちということのところがはなはとても好きです。いのちがあるから、あたたかい。当たり前のようだけど、当たり前じゃない。生きるということは、とても大変だけど、生きているからできることがあって、限りがあるから大切なことなんだなって読んでいて、思いました。よかったら、全文を載せるので、読んでいただけたら嬉しいです。😊🌷

『生きる』 詩・谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

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