続々大学アメフト話(長そうだから新記事)

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一応今日の朝書いた記事はこちら。
https://livede55.com/blog/171700
上の方特にアメフト関係ないので、アメフト部分だけ読みたい人はざくっとスクロールお願いします。


さて、関学大の会見が終わりましたね。
説明と質疑応答合わせて1時間20分とのことでした。
相場はよくわからないのですが、結構ボリュームあったんじゃないかなぁと思います。


さて、ニュースサイトに既に一問一答含めた詳細が掲載されていますので、とりあえずまとめよりは感想中心に行きたいと思います。
あ、それと被害にあった選手は後遺症の心配はなさそうで、痛みが取れたら練習に参加できそうとのことです。
よかった!!!


なお、一番印象に残ったのは、あまり話題にならない大学アメフトという世界が、こういう醜聞によって取り上げられてしまったことを非常に残念に思っている様子であったことです。
その点について、アメフト、また日大アメフト部自体にダーティな印象がついてしまうことは本当に避けたがっているように思いました。後述もしますが、今回の件では誠実な対応をされていたり、真相の究明を求める声の方が大学アメフト界隈の当事者中では圧倒的に大きいように思います。
無論激しいスポーツであり、プレイ中の怪我は多いと聞きますが、それとラフプレーとは全く話が別であることはどうか広まってほしいと思う次第です。




1.本人と家族にまだ謝罪がない、とは……
 責任者=監督、また日大自体の責任者からの直接の謝罪どころから、アポもなかったそうです。
 なお、ラフプレーを行った選手とコーチは謝罪したいとの申し入れ、また大学への来訪があったものの、責任者を含めた謝罪が必要であるとの関学大からの認識で、お断りしているとのこと。


 個人的には関学大の対応は正しいと思います。選手からの謝罪を先に受け入れてしまうことで、問題がその選手個人の判断で行ったものだと片付けられてしまうことを避けているように思います。
 というかそれこそ、指示したのが監督とかそういうのは置いといて、まず監督から本人への謝罪は必要だと思うんですけど、どうなの……。


2.関学大の事件に対するスタンスについて
 こちらは正直わかりやすかったです。
 基本的に関学大としては、「なぜ日大アメフト部という組織の中でこのような事態に陥ったのか」という真相究明と、それに基づく責任を持つ者の謝罪と適切な対応が要求であり、傷害に対する法的もしくは民事的なことについては最終的には本人や家族の判断に任せるということではないかと。


 日大からの見解である「士気を上げる意味で言った言葉を選手が誤解して起きたことです」というストーリーでは、全く納得してねーぞ、ということでもありますよね。
 誤解したなら誤解したで、なぜその誤解が起きたのか、根本の原因をちゃんと調査分析しろ、ということだと思います。
 そりゃそうだ……「体当たりでぶつかってこい」って言われたアメフト部員は、普通であればプレイが終わった選手に体当たりでぶつかりゃしないですよ……。
 言葉通りに取ると言ったって4年生ですよ。百歩譲っても、アメフト初心者の1年生だったりしないんですよ。
 それを言葉の取り違えだけで本当に体当たりしたとするなら、そう取られるだけの理由があったのだからそれを報告して、改善しろということかなと思います。
 というか言葉の取り違えでこんなことぽんぽん起きるならそれこそ怖くてそのチームと試合なんかできないでしょうから。


3.関学大のアメフト部には、社会心理・対人療法の専門家がいる
 これ結構へええええって思ったんですよね。
 部長にあたる人がトラウマ・PTSDからの心のケアを専門としていて、今もメンタルケアに当たっているとのことです。
 なるほどと思ったんですよね。いわゆるコンタクトスポーツであるアメフトは、確かに身体的な危険もありますが、怪我や危険な状況に対するトラウマが生まれてしまうことが結構あるんじゃないかと。
 実際、高校時代の同級生で、練習中に首の骨を折ったという選手もいました。彼はどうやら無事にアメフト部に復帰していたようではありますが、同じような状況になれば身が竦む、ということはよく起きる事態なのではないかと思います。


 ちなみに私はドッジボールが嫌いすぎて、近くでボール遊びしていたらそれがゴムボールでもない限りめっちゃ迂回します。


 閑話休題。
 けれど、そういうスポーツ上でのトラウマやPTSDに対して対策を取っている、というのは、少なくとも関学大の体制を聞いて初めて知った事実でした。
 そういう風に自分達の取っている対策を考えれば、逆に日大の選手が心配になるというのも当然なのかもしれません。また関学大の監督は「他人に回復不能な怪我を負わせるプレイは絶対にするな」と指導しているそうですが、これについてその加害者となった選手が一生の心の傷を負う、という面にも触れていたのがとても印象に残っています。


 今、日本において殆どのスポーツは根性論から医学・生物学的見地に基づいたトレーニングへと、転換しているか、または転換の最中であると思います。
 けれどその中でもう一度心というものに対して目を向け、それもいわゆる「気合で何とかする」というような精神論ではなく、あくまでスポーツ選手の精神に対するサポートやケアという視点を持って実践に移しているということは、本当に凄いことだなと思いました。
 こちらについては関学大の当事者からの話でしかありませんから、それがちゃんと機能し、成功しているかということについてまでは調べられてはいないです。けれど、スポーツにおける精神面のアプローチにも、医学的なものを含めた手法は必要なのだろうなと、改めて認識させられた次第です。




さて、長くなりましたがともあれ、今度はまた日大の出方待ちかなぁという感じですね。
チャットサイトの女の子ブログでなぜアメフト語ってるのかわからないし、そもそも実はそこまでルールに詳しかったりもしないのですが、興味も出てきたしもう少し追っていきたいと思います。

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